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動物共栄の里山流防災のすすめ

 2011年から被災地で様々な動物種をレスキューしてきた経験と、代表谷の防災士の観点から、皆様に災害への備えをご紹介させていただきます。


必要性~なぜ避難場所を自力用意すべきか~

 先日まで、「2025年7月の大災難」が世間で騒がれていましたが、こういったデマ等に過敏に反応し流されるのではなく、むしろ災害へ備えるきっかけにして頂きたいと考えています。災害が頻発化・激甚化する近年の日本においては、地震や津波、洪水等のみならずもっと様々な非常事態へも備えられるようにすることが推奨されています。自然災害だけでなく、異常気象や昨今の世界情勢でも安心安全な居場所自力で作る必要があります


 特に、動物を飼われている方は、ペットを受け入れられる避難所は全国にわずかで、部屋は遠く離れた別の場所に上下左右様々なペットとの集団ケージとなるため、体調を崩しやすいです。 家畜は最も後回しで、公助も共助もほぼ期待できないため、自助が大前提となります。

(家畜の防災については東日本大震災十年目の3.11に作成した家畜防災HP(https://kachikubousai.jp/ )に詳しく載せています)


 人間も、先進国の中では集団での雑魚寝の避難所は劣悪で、コロナや大腸菌等のまん延、エコノミークラス症候群、ストレスが懸念されています。 大切な動物も守れる、電気も水も止まらない快適な居場所を確保することが大切です。


避難先~どこに逃げるか~

 まずは地震・津波・土砂災害・洪水・内水、高潮、火山等7種類のハザードマップを確認してください。(各自治体が公開しています。)

 確認の結果、ご自宅が安全な方はそこで、別荘が安全な方はそこで、水や発電機や食料等を準備しておけますが、ペット可能な避難先が見つからない方や、家畜を見守りたい方は、いつでも快適な場所へ移動できるモバイルハウスをご参考にしてください。


モバイルハウスとは?

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 モバイルハウスを置く土地は災害前に借りる契約を結んでおきます。 耕作放棄地に置いて畑もすれば、食料も自給でき、ペットも自由にのびのびでき、感染症や騒音問題もなく、一石三鳥です。 小屋はホームセンターの材料で5万円で2日~で作れ、軽トラをレンタルして運べます。連結拡張もできます。

(※軽トラをお持ちで、荷台に載せたままの場合は、土地の契約より、駐車場(車中泊)契約です。大量の水や物資等を運ぶためには、一時的に小屋を降ろす架台を作った方が、何回もピストン運送でき便利です。)


(※基礎を固定しない移動可能な荷物扱いなので、道路交通法、建築基準法、農地法、農業委員会もOKでした。)


〈軽トラモバイルハウスを実際に作ってみた様子がこちら〉




防災お役立ちリンク

災害対策は「自助が基本」です。災害時、自治体などの公的機関も住民の安全を守るために一生懸命動いてくれますが、それでも多くの住民が住んでいる以上全員に十分な支援が行き届かないこともありえます。


自分の身は自分で守るために(動物を飼っている方は動物も守るために)、災害が起こる前に備えておきましょう。


▼自分の住んでいる地域のハザードマップを確認する

「かさねるハザードマップ」https://disaportal.gsi.go.jp/

※各自治体のハザードマップを見れるほか、地図から任意の地点のハザード情報も確認できます。


▼家庭でできる防災を知り実践する

備蓄すべきものや家の中の安全対策についてまとめられています。

政府広報オンライン「災害時に命を守る一人ひとりの防災対策」https://www.gov-online.go.jp/article/201108/entry-8072.html


▼自分の住んでいる地域で地震が発生したら、何日インフラが止まるか診断する

防災科研「地震10秒診断」https://nied-weblabo.bosai.go.jp/10sec-sim/

例)もーもーワールドのある富岡町上本町地区では、

震度6弱 30年以内発生確率29%

停電3日 ガス停止8日 断水18日 木造家屋全壊確立1.5%  出火確率0.2%


▼自分が災害時に避難する場所を知る

Yahoo!ジャパン天気・災害「避難場所マップ」https://crisis.yahoo.co.jp/map/


▼自分の地域で動物と避難できる避難所を知る

MOFFMEペット連れが入れる避難所はこちら!ペットとの避難方法や注意点は?」https://moffme.com/article/281#i-4


▼防災について詳しく知る

TEAM防災ジャパン https://bosaijapan.jp/

役立つ情報、専門的情報までまとめられています。


▼防災時に持っておくべき考え方の基本の一つ

333の法則=「3分間呼吸確保 3時間体温維持 3日間水確保 3週間食料確保」で生命存続これに、加えて、地震の場合は「3秒で安全な場所に避難して 3分間揺れのおさまりを待つ30分間:自分や周りの家族や従業員の安全を確保し、救助や救出の手伝いをする 3時間:高齢者や障害がある人の救出を完了する、避難場所へ移動し体温確保に努める 3日間:非常食や水の確保をする、全員の安否確認をする」

「最初の3時間:避難所の環境を整え、食料や水、体温を保持できる毛布などを用意し、緊急医療が必要な人には初期処置を実施 最初の3日間:情報の提供、心理的サポート、生活資源の配布」




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