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ブログ
団体の活動の様子のご報告、ご支援の報告、活動や里山のご紹介、動物たちの意外な!?生態や地元の方との交流、知ってほしい防災tipsや学術的なことまで、HP本体に上げきれない諸々を写真と文でたっぷり掲載しています!
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【ミニ連載】里山再生放牧って何?vol.4「防災避難先としての里山、まとめ」
こんにちは。 もーもーボランティアのYです。 連日更新してきたこちらの連載もいよいよ最後です。 これまでと少し違った「防災」という観点で里山を見てみたいと思います。 ところで、もともと私は結構防災意識はそんなに高くない方でした。 どのくらいの意識かというと、台風直撃の天気予報を見た時に、「一応非常食と水くらい買っておくか」と思って少し買ったことがあるくらいです。 そんな私が、里山レクチャーに続き今度は谷さんから防災特別レクチャーを受ける機会があり、その時に「防災って正直興味なくて」と話すと「そういう、自分は大丈夫だと思い込む心理があるんですよ」みたいなことを言われ、更に私の自宅が比較的都市部の集合住宅にあるという話から「一番危ないじゃないですか!!!」と言われてしまいました。笑 思えば私も子供の頃、台風や地震、引き続く停電や断水で怖い思いをしたことがあります。当時は地方の実家におり親の備えも知恵もあり、幸い停電等も1日程度で復旧しました。 でももっと大変な災害が今、突然訪れたら? 果たしてしのげるのか? リアルに想像するとなかなか恐ろしいものがあ
1月24日


【ミニ連載】里山再生放牧って何?vol.3「我々の再生実績と全国への展開可能性」
こんにちは。 もーもーボランティアのYです。 前回のvol.2 では、もーもーの放牧=在来野草放牧がもたらす生態系や野生動物との衝突防止、地球温暖化対策効果などを紹介しました。 それでは今回のテーマです。 vol.3 もーもーの里山再生実績と全国への展開可能性 ◆もーもープロジェクトの実績 〈大熊もーもーガーデン〉 2011年4月という東日本大震災直後から、被災地にて被災動物保護活動を実施しました。原発事故被災地の中心部である福島県双葉郡大熊町に来た唯一無二の団体でした。 電気も水道も止まった被災地では、水も餌もないため、動物、中でも牛(小型・中型動物である犬猫等のペットと違い、大型動物のため帰還困難区域外にレスキューする手段がなく、また区域外への搬出も禁じられた)を助けることは不可能と言われていました。 そんな中、里山には水も餌(野草や木の葉)もあることに気付き、農家たちと里山の13か所に牧柵を張り巡らし、保護シェルターであるカウベルトをつくってきました(合計面積は、浪江町、富岡町、大熊町で76ha、大熊町山神1.5ha)。...
1月23日


【ミニ連載】里山再生放牧って何?vol.2「解決策とその効果~在来野草放牧で里山再生」
こんにちは。 もーもーボランティアのYです。 前回のvol.1 では、 「 里山とは、奥山(人の手が入らない原生林)と人里の間に位置し、人々が生活や経済活動のために古くより恵みを得ながら共存してきた山地や草地等の領域」 「日本の里山は急激に荒廃化し、生態系のバランスが崩れており、日本国土の内里山が占める面積やその多面的機能から、このことが日本全体に与える影響は甚大」 ということをお伝えしました。 今回お伝えするのは、いよいよもーもープロジェクト(動物共栄の里山プロジェクト)のご紹介、「里山再生の解決策とその効果」についてです! vol.2 解決策とその効果~在来野草放牧で里山再生 ◆もーもーの放牧=在来野草放牧とは何か もーもーの活動の根幹をごく短く表すと、 「耕作放棄農地で牛を放牧する」 になります。 ただし、一般的放牧のように牧草の播種をせず、あくまで人が手を入れていない、野草を生やした農地に放牧することから、一般的放牧と区別して「在来野草放牧」とも呼ぶことができます。 ◆在来野草放牧の効果 〈植生への影響〉 放棄農地では、牛の導入前はススキ
1月22日


【ミニ連載】里山再生放牧って何?vol.1「里山って何?日本の里山に何が起きているの?」
こんにちは。もーもーボランティアのYです。 昨年夏、もーもーの活動を紹介する文章を書く機会があり、里山ともーもーの里山再生活動について書いて谷さんに見てもらったことがありました。 その結果帰ってきたフィードバックは、「Yさんは全然里山のことが分かっていない!!!」とのこと… 頑張ってA43枚くらい書いていったのですが、初めの10行くらいしか読んでもらえませんでした。笑 その後、富岡第六区画で3時間、立ちっぱなしで里山について特別レクチャーを受けることになりました。 (おかげでブヨにめちゃ嚙まれました。) 谷さんのマシンガントークを、必死にスマホにメモを取りながら聞いたそのレクチャーは、(ブヨの痒さを抜きにしても、)私にとって忘れられないものになりました。 里山の意義、守るべき理由、牛の放牧で守れるという可能性、かつ放牧でしか守れないという実現可能性、などなど… 「里山にはすべてがある」 「人は里山が無ければ生きていけない」 「すべてが循環するのが里山」 これまでも谷さんから聞いてきたそういった言葉の本当の意味が分かり、実感が持てたように感じました
1月21日


【効果】カウベルトによる野生動物との棲み分け
カウベルトにより、帰還困難区域で起きたこと= イノシシや熊の人里への出没が減少。 原発事故後の住民の避難により、帰還困難区域を中心に福島県ではイノシシ等の動物の個体数が急増した。 大熊町姥神地区のもーもーガーデンでは、震災後、熊・鹿・イノシシ・サルが目撃されていた。 ↓ 牛導入後、隠れ家となる藪が牛に食べられ、牛がカウベルトとしての役割も果たすようになり、牛がいるところにはイノシシが出没しなくなったため、イノシシが来なくなったと地元民の間で評判が広がり、姥神地区の農地ほぼ全域まで会の敷地が拡大できた。 (参考:2015年には牛新規導入前のガーデン敷地2枚の田に、イノシシの巣が3個あったことが確認されており、ここから少なく見積もっても、牛による保全前、もーもーガーデン敷地内(田80枚分)に30頭は生息していたのでないかと推測される(単純計算すると120頭だが、当時の遭遇頻度から感覚的に)。 富岡町のもーもーワールド敷地付近では、牛導入前には3頭のイノシシが出没していたが、こちらも牛導入後姿を見せることはなくなった。(最近も近くのヌタ場で泥浴びした跡
2025年6月17日
【学術】牛の草地再生放牧による炭素貯留効果
牛の採食により、草が上に伸びられなくなり地上近くの葉を密にする。 牛が蹄で草を踏みつけることにより、蹄圧を受けて植物は地上部より根の成長に資源を多く割り当てるようになる。 [1] (光合成によって固定された炭素は、主に根のバイオマス、根からの滲出液(微生物を育てる効果あり)、微生物バイオマスとして、土壌有機物(SOM)として根圏に蓄積される。 [2] )。(植物の根と微生物は、草原における土壌炭素プールの主な供給源) 踏みつけは枯れた植物の断片化効率に影響を与え、土壌の嵩密度や土壌浸透抵抗などの物理的特性を変え、土壌団粒を分解し、土壌炭素貯留に影響を及ぼす [3] 。 家畜の排泄物や踏みつけ、土壌混和によって土壌微環境(土壌温度、土壌水分、土壌嵩密度、土壌pHなど)や土壌微生物群集構造を変化させ、土壌有機炭素の分解・変換プロセスに影響を与える[4]。 草が採食され千切られ、また蹄で踏まれたところを修復するために、より循環活発になり、光合成促進、密になる [5] 。 地面に落ちた枯草は分解されにくいが、牛が食べ消化し糞尿として土壌に戻すと、微生物に
2025年6月17日


【学術】参考文献
動物共栄の里山を学ぶための文献をご紹介します。 植生学会「愛しの生態系: 研究者とまもる「陸の豊かさ」」2023 1、鈴木宣弘「世界で最初に飢えるのは日本~食の安全保障をどう守るか~」講談社2022 2、ゲイブ・ブラウン「土を育てる~自然をよみがえらせる土壌革命~」NHK出版2022< https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819002022.html > 3、中田哲也「フード・マイレージ: あなたの食が地球を変える(新版)」日本評論社2018 4、藻谷浩介「進化する里山資本主義」The Japan Times出版2020 5、農水省「土壌への炭素貯留と4/1000イニシアチブ」 6、白戸康人「土壌への炭素貯留と温室効果ガ ス削減による気候変動緩和策」7、デイビット・モントゴメリー「土・牛・微生物ー文明の衰退を食い止める土の話」築地書館2018 8、デイビッド・モントゴメリー「土と内蔵~微生物が作る世界~」2016築地書館 9、重藤さわ子https:// www.projectdesign.jp/arti
2024年5月4日
【IoT】システム開発
福島高専@いわきの先生方中心に開発してくださいました。 牛の位置特定システムと通信費が安くなるカメラです。 オプションで、様々な機能を拡充できるそうです。https://www.facebook.com/share/p/odena8RNQoH4VmAS/ 「IoT 牛...
2024年4月11日
防災の大切さ
日本は災害大国と言われています。 4つのプレートの重なる地震の多い国で、海に囲まれ津波の多い国でもあり、火山活動の活発な国でもあります。 首都直下地震は30年以内に70%の確率で起きます。 関東での大震災はおよそ90年周期で起きてきており、前回から100年を超えました。 石川県で群発していた地震が2024年1月1日の能登半島沖地震につながりました。 2024年3月千葉県での群発地震は予震の可能性もあると心配されています。 災害に備えている人は、 家を耐震化したり家具の転倒防止 ハザードマップ確認や、避難所へのシュミレーションをし 2週間分の ・水 ・食料 ・トイレ ・衛生用品 等を準備していますが、 十分とは言えません。 動物に関しては、ペット同行が推奨されてはいるものの、受け入れ可能な避難所はほとんどありません。 動物は二の次、三の次ですので、 自助で避難先と避難所を用意することが必要です。
2024年3月4日
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