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ブログ
団体の活動の様子のご報告、ご支援の報告、活動や里山のご紹介、動物たちの意外な!?生態や地元の方との交流、知ってほしい防災tipsや学術的なことまで、HP本体に上げきれない諸々を写真と文でたっぷり掲載しています!
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【効果】カウベルトによる野生動物との棲み分け
カウベルトにより、帰還困難区域で起きたこと= イノシシや熊の人里への出没が減少。 原発事故後の住民の避難により、帰還困難区域を中心に福島県ではイノシシ等の動物の個体数が急増した。 大熊町姥神地区のもーもーガーデンでは、震災後、熊・鹿・イノシシ・サルが目撃されていた。 ↓ 牛導入後、隠れ家となる藪が牛に食べられ、牛がカウベルトとしての役割も果たすようになり、牛がいるところにはイノシシが出没しなくなったため、イノシシが来なくなったと地元民の間で評判が広がり、姥神地区の農地ほぼ全域まで会の敷地が拡大できた。 (参考:2015年には牛新規導入前のガーデン敷地2枚の田に、イノシシの巣が3個あったことが確認されており、ここから少なく見積もっても、牛による保全前、もーもーガーデン敷地内(田80枚分)に30頭は生息していたのでないかと推測される(単純計算すると120頭だが、当時の遭遇頻度から感覚的に)。 富岡町のもーもーワールド敷地付近では、牛導入前には3頭のイノシシが出没していたが、こちらも牛導入後姿を見せることはなくなった。(最近も近くのヌタ場で泥浴びした跡
6月17日
【学術】牛の草地再生放牧による炭素貯留効果
牛の採食により、草が上に伸びられなくなり地上近くの葉を密にする。 牛が蹄で草を踏みつけることにより、蹄圧を受けて植物は地上部より根の成長に資源を多く割り当てるようになる。 [1] (光合成によって固定された炭素は、主に根のバイオマス、根からの滲出液(微生物を育てる効果あり)、微生物バイオマスとして、土壌有機物(SOM)として根圏に蓄積される。 [2] )。(植物の根と微生物は、草原における土壌炭素プールの主な供給源) 踏みつけは枯れた植物の断片化効率に影響を与え、土壌の嵩密度や土壌浸透抵抗などの物理的特性を変え、土壌団粒を分解し、土壌炭素貯留に影響を及ぼす [3] 。 家畜の排泄物や踏みつけ、土壌混和によって土壌微環境(土壌温度、土壌水分、土壌嵩密度、土壌pHなど)や土壌微生物群集構造を変化させ、土壌有機炭素の分解・変換プロセスに影響を与える[4]。 草が採食され千切られ、また蹄で踏まれたところを修復するために、より循環活発になり、光合成促進、密になる [5] 。 地面に落ちた枯草は分解されにくいが、牛が食べ消化し糞尿として土壌に戻すと、微生物に
6月17日


【学術】参考文献
動物共栄の里山を学ぶための文献をご紹介します。 植生学会「愛しの生態系: 研究者とまもる「陸の豊かさ」」2023 1、鈴木宣弘「世界で最初に飢えるのは日本~食の安全保障をどう守るか~」講談社2022 2、ゲイブ・ブラウン「土を育てる~自然をよみがえらせる土壌革命~」NHK出版2022< https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819002022.html > 3、中田哲也「フード・マイレージ: あなたの食が地球を変える(新版)」日本評論社2018 4、藻谷浩介「進化する里山資本主義」The Japan Times出版2020 5、農水省「土壌への炭素貯留と4/1000イニシアチブ」 6、白戸康人「土壌への炭素貯留と温室効果ガ ス削減による気候変動緩和策」7、デイビット・モントゴメリー「土・牛・微生物ー文明の衰退を食い止める土の話」築地書館2018 8、デイビッド・モントゴメリー「土と内蔵~微生物が作る世界~」2016築地書館 9、重藤さわ子https:// www.projectdesign.jp/arti
2024年5月4日
【IoT】システム開発
福島高専@いわきの先生方中心に開発してくださいました。 牛の位置特定システムと通信費が安くなるカメラです。 オプションで、様々な機能を拡充できるそうです。https://www.facebook.com/share/p/odena8RNQoH4VmAS/ 「IoT 牛...
2024年4月11日
防災の大切さ
日本は災害大国と言われています。 4つのプレートの重なる地震の多い国で、海に囲まれ津波の多い国でもあり、火山活動の活発な国でもあります。 首都直下地震は30年以内に70%の確率で起きます。 関東での大震災はおよそ90年周期で起きてきており、前回から100年を超えました。 石川県で群発していた地震が2024年1月1日の能登半島沖地震につながりました。 2024年3月千葉県での群発地震は予震の可能性もあると心配されています。 災害に備えている人は、 家を耐震化したり家具の転倒防止 ハザードマップ確認や、避難所へのシュミレーションをし 2週間分の ・水 ・食料 ・トイレ ・衛生用品 等を準備していますが、 十分とは言えません。 動物に関しては、ペット同行が推奨されてはいるものの、受け入れ可能な避難所はほとんどありません。 動物は二の次、三の次ですので、 自助で避難先と避難所を用意することが必要です。
2024年3月4日
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