【ミニ連載】里山再生放牧って何?vol.4「防災避難先としての里山、まとめ」
- moomowengineer
- 1月24日
- 読了時間: 4分
こんにちは。
もーもーボランティアのYです。
連日更新してきたこちらの連載もいよいよ最後です。
これまでと少し違った「防災」という観点で里山を見てみたいと思います。
ところで、もともと私は結構防災意識はそんなに高くない方でした。
どのくらいの意識かというと、台風直撃の天気予報を見た時に、「一応非常食と水くらい買っておくか」と思って少し買ったことがあるくらいです。
そんな私が、里山レクチャーに続き今度は谷さんから防災特別レクチャーを受ける機会があり、その時に「防災って正直興味なくて」と話すと「そういう、自分は大丈夫だと思い込む心理があるんですよ」みたいなことを言われ、更に私の自宅が比較的都市部の集合住宅にあるという話から「一番危ないじゃないですか!!!」と言われてしまいました。笑
思えば私も子供の頃、台風や地震、引き続く停電や断水で怖い思いをしたことがあります。当時は地方の実家におり親の備えも知恵もあり、幸い停電等も1日程度で復旧しました。
でももっと大変な災害が今、突然訪れたら?
果たしてしのげるのか?
リアルに想像するとなかなか恐ろしいものがあります。
結局谷さんの話にしっかり影響を受けて、その後防災用品を買い込むことになりました。笑
(興味を持った方はこちらの記事をチェック!)
さて、本題に入りましょう。
vol.4 防災避難先としての里山、まとめ
◆防災避難先としての里山
〈災害時の都市〉
現代、日本だけでなく、世界で災害が甚大化・頻発化しています。
一方で、多くの人が住む都市は災害時のレジリエンスがありません。
※レジリエンス…困難な状況から立ち直る能力、回復力、復元力のこと。(新明解国語辞典より)
言ってみれば都市とは大消費地帯。エネルギー、水、食料、その他多くの物資を地方からの供給に依存しています。
ひとたび災害で供給のラインが絶たれてしまえば、備蓄に頼る以外にほとんど手に入れようがありません。
多少供給が復活しても、人口ゆえの需要の多さ。安定供給が戻るまで、難しい状況が続く恐れがあります。避難所の人口密度も高くなり、感染症蔓延や衛生面の問題もあります。
そして今や災害には、台風・地震・津波等の自然災害だけでなく、
・戦争(核ミサイルで狙われるのは人口や機能の集中した都市)
・燃料・食料・肥料の物流の危機
・暑すぎる熱波等の気象(災害級)
など、人的災害の急増するリスクも含むようになってきています。

〈避難先としての里山〉
前述したあらゆる災害で、里山はライフラインの保証された最適なセーフゾーン、快適なシェルターとなることができます。

なぜなら里山には、次のような強みがあるからです。
・水→川や地下水などがあり、豊富でなくなることはない。
・食料→山菜や果物等が収穫可能。農地があるため作物生産もできる。

・空気→植物の光合成により酸素が多く、汚染されていない。
・気候→植物の蒸散により涼しい。
・住→住居資材である木が豊富にある。被災者でも経済難民でもハウスやシェルターアフォーダビリティ。
(狭い避難所に雑魚寝する必要もなくなり、それによるストレスや感染症蔓延リスクも防げる。)
・感染症対策→人口密度が低く感染症が蔓延しにくい。(微生物が豊かに存在するため、里山の住民は免疫力が非常に高い。)
※東日本大震災時には、災害そのもの以外でも、避難環境の整備不足や長期避難の精神的負担により体調を崩し、震災関連死する方が大変多かったです。
つまり里山は災害時にも、被災者を健康に受け入れる受入口となるのです。
◆まとめ~日本全国のモデルに~
全4回のミニ連載を通し、里山の今と問題、里山再生放牧とその効果、里山再生放牧を続けてきた我々もーもーの実績、防災という観点で見た里山の可能性についてお伝えしてまいりました。
まだ荒廃農地が原野や最終林に達する前の回復可能な里山で、災害時も、人と動物を健康に生かし、(共存にとどまらず)共栄させてくれるポテンシャルのある里山は日本全国にたくさんあります。
ここ福島県の動物共栄の里山で楽園モデルを作り全国展開し、日本全国の激減する里山を復活させ、動物と人間を救いたいです。

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